フジファブリック『Bye Bye』と転調
曲の最後一分ぐらいで半音上に転調する曲が嫌いだ。
嫌いだっていうか、意味のない転調だと思う。
ポルノグラフィティに多い気がする、こういうやつ。
ギターは弾けないけどなんか演奏上意味があるんだろうか。運指がラクになるとか。
盛り上げたいなら他に方法はあるだろうし、適当すぎる。
(そんなに嫌いな理由を考えてみたけど、もしかしたら僕が音痴だから歌えなくて嫌いということなのかもしれない。という可能性もある)
(クラシックの曲ではあんまり聞かない転調である『ディスコ・キッド』『三日月にかかるヤコブのはしご』ぐらいしか知らない、二つとも吹奏楽だ)
フジファブリックの『Bye Bye』
3:17からいわゆるCメロ (このCメロというのもコード進行が今までから変化するから転調しやすくなる原因だと思う) で、3:30が転調。
歌詞が入るのは3:35から。
この曲は簡単に言うとむかし好きだった女の子とバイバイして久しぶりに見かけた、という話。
で転調するのは久しぶりに見かけたとき。
久しぶりに来た駅のホーム
何気なく電車に乗った
扉が閉まる瞬間に
窓越しに君を見つけた
君の横顔は
今では誰かのものなんだな
離れてく君見て
涙こらえて
F dur (フラット一つ) だったのが見つけた瞬間に半音上にあがって fis dur (シャープ六つ) になって浮遊感がすごい。
というわけで転調が大変印象的に、効果的に使われていると思う曲でした。