ダンガンロンパV3のオチ / 新奇性があっていいじゃん! とオチ以外の問題点
久しぶりに amazon の感想見てたけどやっぱりおもしれーわ
僕の感想としては
・黒幕が第1話の裁判の真相を歪めるのは許されない、それがありならなんでもありになってしまう。
(のだから逆に鉄球パンチは嘘なのか、とも思っている)
・コスプレイヤーの能力がさすがに現実を超えすぎている、「そっくりになれる」はゲームの立ち絵というやつと相性が悪いと思う。
(逆転裁判5(ネタバレ防止のため反転)でもそんなのがあって、微妙だと思った)
というのがオチ以外の問題点かなと思います(二つ目はオチっちゃオチだけど)
以外は
様と同じです。
一言でいうなら「新奇性があっていいじゃん!」
(スーダンの)ゲーム世界というのはある種使い古された結末でもあったわけで、無印からスーダンへのジャンプ度と比べても
スーダンからV3へのジャンプ度は高かったように思う。
現実ではリアル脱出ゲームが流行りはじめた(流行っている?)ことともいい具合にマッチしていた、
もしかしたらそこからヒントを得ているのかも。
スーダン5話はとても衝撃的な話で(あれがなかったら僕の中で2は1を超えていなかった)、
2話から4話はともかく5話のクオリティはスーダンを超えられるのかなというのが不安だったわけだ。
で、V3は個人的にはスーダン5話には及ばないが、素晴らしい話を作ってくれたと思う。
(スーダン5話はトリックもそうだがキャラの怖さ、印象がすごかった。王馬くんも好きだけど)
V3のオチの話だが。
あの結末にキレる人はよくわからない、ダンガンロンパに何を求めているんだろう。
キャラ萌えなら納得だが。
(僕はアニメの3のオチも微妙だと思っていて、そこらへんはキャラ萌えの人とは相入れないのかもしれない)
このオチには
1. 「ダンガンロンパ1・2」をフィクション扱いして世界観をぶち壊しにした
2. フィクションの存在に対し残酷なゲームを強いていることを、長々とプレイヤーに向けて説教してきた
3. 世界の真実がまったくわからない
の3つの問題点があると前述の記事の著者さんは整理されている。
せっかくなので(面倒なので)これに沿って感想を書く。
・ぶち壊しの件
「ダンガンロンパ1・2をフィクション扱いするな! そしてダンガンロンパ1・2のキャラに変なセリフを言わせるな! もう続編は買わんぞ! うおおおお!!」と思っている人。
ある意味幸せなのではと思います、あのオチで一番ショックを受けられたのだから。
僕は「おお、こういう方向性か、さすが〜」的な驚き、感動はあったけどショックはなかった。
先ほども述べたように「ゲーム世界」以上の新規性を出すためにはこれぐらいしなければならない。
むしろここでぶち壊さなければ僕たちのようなファンからは失望されていた恐れもある(それでも続編出たら買うだろうけど)。
・説教の件
言ってることは正しいでしょ。
これでキレるってのはどういう心境なんですかね。
新規性もあっていいんじゃないでしょうか。
・真実がわからない件
こういう小説等はけっこうあって、あまり得意ではない。のでこれに関しては僕も微妙に思わないこともない。
今回に関しては制作側でも決めきれなかったのかなという印象もある。
希望を残したのは甘いのかもしれないし、フィクション確定路線で行くのが怖かったのかもしれない。